ミシェル・バチェレ国連人権高等弁務官、国連本部(ニューヨーク)での記者会見。写真提供:UN Photo/Laura Jarriel
2019年2月7日、国連人権高等弁務官事務所は、エホバの証人に対するすべての告訴を取り下げるようロシアに求める声明を発表しました。
「クリステンセンの厳しい判決は、ロシアにおけるエホバの証人の信教の自由の権利を犯罪とする危険な前例となる。我々は、ロシア政府に対し、過激派活動の曖昧で無期限な定義を明確にし、その定義が暴力と敵意の要素を必要とすることを確保するため、過激派活動対策法を改正するよう要請する。また、当局に対し、宗教や信仰の自由、表現の自由、平和的な集会や結社の権利を行使したとして拘禁されているすべての人びとに対する起訴を取り下げ、釈放するよう求める」と述べた。
この問題は、 これまで、宗教・信仰 の自由に関する特別報告者や人種差別撤廃委員会など、さまざまな国連機関から指摘され、 ロシアに過激派資料リストの廃止を求めていた。